魔術師(メイガス)、鴉(ノックス)、可能性(ルキウス)、Yes(ウルトゥ)......
ありがちなメジャー言語じゃないのが素晴らしい!
スニーカー大賞奨励賞受賞の新人さんです。
なかなか面白いので、青田刈りするなら今のうち。わたし、伸びる新人さんを見分ける選定眼には自信がありますから。
文章は数ページあるいは数行ごとに、「私、播機遙」と「僕、秋津安芸」の視点と主観で交互に語られてるという、ありそうで珍しいパターンが、ちゃんと内容に生きています。
自転車で桜に見とれていた遙は、男の子を轢きそうになったが、不思議な現象によって助かった。その子は転校生。......かと思ったら!?
というストーリー。
個人的にちょっと好みじゃないのは安芸のお姉ちゃんの設定。
あんなにセクハラブラコンにしなくても、有能で横暴で弟使いの荒い姉......なだけでいいじゃないか。年上(=強い立場)が愛情を強要するのは、家族愛を過ぎてただの犯罪者です。これを男女入れ替えてみると、気持ち悪さが伝わるかと。
「お、お兄ちゃん、息が、で、きない」
「No good.『お兄ちゃん』じゃなくて『太郎』でしょ? 俺とアキちゃんの仲じゃないか~」
兄をお兄ちゃんと呼べないなんてどんな仲なのよ。しかし反論してたら窒息死しちゃう。
「わ、わかったから太郎ちゃん、離して。く、くるし」
ね、変態セクハラでしょ?メインのやりとりではないとはいえ、2巻では姉弟関係がまともになってることを祈ります(;.;)
ヒロインの遙ちゃんは暴走しがちとはいえなかなか可愛いです。