この作者さんって基本的にベタですよねぇ。
(褒めていますよ?)
白雪の髪を持ちし、蛮族フェルビエの美しき族長アルテシア。
その影武者たる少女ルイ(類似のルイ?)
政略結婚の相手である、狂人と呼ばれる宿敵ミルデ一族の長オウガ。
アルテシアに常に寄り添う、隠者のごとき戦士トーチカ。
白と赤の物語。
婚礼の儀。
吹雪の中を敵地に嫁ぎしアルテシアは、初夜に夫たる激情のオウガに首をはねられそうになる。先代のミルデ族長たる父の遺体の首が失われ、犯人はフェルビエの者に違いないと、悲願たる婚姻による和平は無効とし、ふたたび雪原を鮮血に濡らす戦いを始めようと告げるのだ。
アルテシアは一族の潔白を示すため、身代わりにルイを置き、義父の頭部を探すためにふたたび雪の中を旅立っていく。トーチカすら置いて、たった1人で。
いやぁ、面白かった!
「食べたいほど愛してる」が基本テーマなのですが、ちょっと少女漫画っぽくて、とても自分の好みのキャラクターと展開でした。
気高い雪蟷螂たるアルテシアもヨイのですが、身代わりのルイのキャラクターが素敵です。情が深くて、ふだんは無邪気で色っぽくて可愛らしいのに、「族長バージョン」になると急にキリッとアルテシアに似た口調と考え方になるところが!
最後の展開もたいへん満足のいく着地で、ごちそうさまでした!
雪蟷螂 (電撃文庫)著者:紅玉 いづき
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-02