2009年5月アーカイブ

狼と香辛料Ⅺ 支倉凍砂

| コメント(0)

 11巻目は短編集になっていて本編の短編2編+番外編(書き下ろし中篇)になっています。本編2編は著者曰く、ホロとロレンスの激甘仕様! 両者の駆け引きが心地よく、読みながら思わずにんまりしてしまいます(一人の時に読むことを推奨す)。友達以上、恋人未満っていうポジションが絶妙の萌えポイントなんですよね。ただし短編は不満かも。もっと続きを読ませてくれーって感じです。これ書けるでしょ? 出し惜しみしないで下さい。>支倉凍砂先生
 番外編は元貴族の女商人・ブーケの過去が描かれています。本編とは雰囲気の異なる厳しいお話し。読了感は複雑です。遡って5、8、9巻を読み返しましょう。

 どうでもいい話ですが、表2の解説を見る限り、番外編と短編集を入れ替えて製本する予定だったのではないでしょうか。番外編から始まると、ホロとロレンスが登場しないので却下されたのか?と編集経験から深読みしてみましたが、いかがなものでしょう。

狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
著者:支倉 凍砂
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-05-10

※そういえば、「狼と香辛料 狼と金の麦穂―DVD付き限定版」が発売されています。手に入れるなら今のうちに!

狼と香辛料 狼と金の麦穂―DVD付き限定版狼と香辛料 狼と金の麦穂―DVD付き限定版
著者:支倉 凍砂
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-04-30

《アクセル・ワールド》で電撃小説大賞を受賞した川原礫の、インターネットに連載していたというシリーズ、第一巻。
長いままのバウムクーヘンのように。
あるいは数百枚を積み重ねたミルクレープのように。
階段ひとつで幾層にもつながった世界、アインクラッド。魔物がウロつき、機械文明はなく、人々は剣と技術で切り開いていく。

これはゲームだった。
単に全身の感覚をダイブさせた、異様にリアルなだけの。
......ゲーム発売、ログイン初日に、反旗を翻したゲーム開発者茅場晶彦によって住人全員の『ログアウトする権利』を乗っ取られるまでは。

人質はプレイヤー1万人。ゲームでの死亡は現実の、病院に移されたという本物の体の死亡へとつながる。痛覚の制限を外され、美しくデザインしたアバターすらも奪われて現実世界と同じ姿で剣を振るうプレイヤーたち。解放される条件は、最上層のボスを倒すこと。
千人のベータ版テストプレイヤーに選ばれていた1人、キリトは、早くから操作に慣れていたためその能力は高く、グループに属さないソロプレイヤーとして、ゲーム攻略を目指していた。

顔見知りは多いが孤高な彼になにかと話しかけてくるのは、最強のプレイヤーギルド血盟騎士団の副団長でもある、年の近い少女アスナ。
愛らしいうえ最強剣士の1人であるため崇拝する者も多い彼女と、キリトは、あるきっかけでコンビを組むようになる。

リアル体感ゲームなのに、アバターが現実そのままの容姿という発想が面白いです。
それから、味覚もパラメーターによって美味しさが振り分けられ、アスナちゃんが開発した『醤油』や『マヨネーズ』にみんな涙しながら数年ぶりに味わうところが好き。こういう細かいリアリティの積み重ねで、何年も現実から引き離されている彼らの辛さが伝わってきます。
殺人する者、自殺する者、愛しい者、崇高な者、目的は「攻略して解放される」と1つなはずなのに、現実の愚かさや辛さやいじらしさが、このファンタジー世界にも忍び込んでくるのは、プレイヤーたちが「人間」だからなのでしょうねぇ。

それにしても、キリトとアスナが●●するとまでは予想しなかった!
ラストも意外な展開で、次の巻はいったいどうなるのか目が離せません!
好みのジャンルや好き嫌いを乗り越えて、「読まないと後悔する」一冊です。

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
著者:川原 礫
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-04-10

ラノベの検索はこちら


※Amazonポイントで割引購入
※ポイントは1ポイント=1円
※1500円以上購入は送料無料
※都内近郊なら注文の翌日着

ラノベ新刊情報

リンク

Link Free