2009年1月アーカイブ

「影執事マルクの迎撃」 手島史詞

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(自分内で)好評だった「影執事マルクの手違い」の続編。
前巻が紅を基調とした表紙で、今回が蒼の表紙。
並べるととても綺麗です。いいイラストレーターさんが付いていますね。

個人的に残念なのが、初めのほうで眼鏡を壊され(それが色々なエピソードに繋がるわけではありますが)マルクくん裸眼のイラストが多いんですよねー。
表紙と口絵以外はほとんど、眼鏡男子ではなくただの小僧になってます。ちぇっ

ストーリーは、おかしな暗殺者たちを避けつつ庭師を探す話。
あ、一行で終わってしまった。
お嬢さまは予想以上に虚弱で(某四コマの三条さまのごとく)マルクくんは相変わらず苦労しています。えっとー......がんばれ。新キャラの少女は、ビジュアルも性格もとても可愛らしくて凶暴で、マルクくんは今後ますます辛労を重ねることでありましょう。

えっとー。領収書はお店に行けば再発行して貰えると思いますよ?
田舎なんですし。
あと眼鏡はお屋敷に、必要経費で落としてもらいなさい!

影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫)影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫)
著者:手島 史詞
販売元:富士見書房
発売日:2009-01-20

 


※某四コマというのは、【晴れのちシンデレラ】です。成金の、美しく賢く頑丈なお嬢さまである、ヒロインの晴さんがとても素敵。三条さまというのは、晴さんをライバル視しつつ憧れている、病弱で虚弱で可憐で可愛い、生粋のお嬢さまなクラスメイトのこと。

「相変わらずです」以上
で、終わると話になんないので付け加えると、いつもながら『お約束ハズし』が巧いなぁと。かなり幅広く小説や映画やドラマを観てないと、100%の神坂節には付いていけないんじゃない?
自分もちゃんと全部を理解しきれてる自信がありません。

今回のキモは『ロイヤル・ウォーターゲート』サーガごっこでしょうか。
諸国漫遊の『水門』ねぇ。

(同名事件もかけてあるのかなぁ)

イエローゲートやウォータードアにしなかったところにセンスを感じます(笑)

お付きはたぶん『ヘルパー』と『コーナー』に一票。
その騒動に出てきた領主ゲインズさん、なかなか美味しい(イラスト無し・涙)ので、またゲストとして再登場を祈ります。

「本物のリナ=インバースなら、ヒモのような服を着て奇声を上げるお供のマスコットペットを連れているはず!」
あ~ーーいちおうリナは魔法少女だっけねぇーーー
なぜだろう、強欲とか暴力とは無関係なところでの、その単語とリナの乖離っぷりは......。魔法のステッキを持ってないからか?

スレイヤーズすまっしゅ。 2  アカデミー・フェスタ (富士見ファンタジア文庫)スレイヤーズすまっしゅ。 2 アカデミー・フェスタ (富士見ファンタジア文庫)
著者:神坂 一
販売元:富士見書房
発売日:2009-01-20

 佳境を迎えた本編の前に番外編のスピンオフ2が発売されました。本編も近いうちにでるそうですがまた日程は未定のようです。このスピンオフ2には番外編の短編が5話入っています。これまでの本編よりやや大人向けかな、という印象の作品が入っていて新鮮な感じがしました。
 今巻の主役は、間違いなく春田浩次くんでしょう!? これが結構かっこいいのだ。そんなキャラだったっけ、という気もするけど、これはかなり見直します。漢だねぇ。でも...実際そういう目に遭うと現実は後で後悔するんですよねぇ。。。(遠い目)。それとこれが噂の援○○際か! と思わず吹き出してしまいます。
 私的には主役の3人(高須、逢坂、実乃梨)が出てこない2話目と5話目(書き下ろし)はオススメです。ファンなら買って損なし。

とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)
著者:竹宮 ゆゆこ
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2009-01-07

 

期待の続編。
どこの書店に行っても1巻と一緒に平積みですねぇ。
今回のメインは夏祭り編。
ヲタクの夏祭りといったらお台場のアレですよ、アレ。
会場の人混みを満員電車を縦断することに喩えるくだりが、上手上手。初コミケ感がとても出ています。
また、「コスプレなんて」と思いつつも、ドラゴンボールのキャラクターには思わず駆け寄って写メしてしまうところ、笑いました。
そうなんです。行ったことない人はコスプレというと露出が高い女の子ばかり思い浮かぶでしょうが、違うんです。
「後楽園で君と握手!」的な、キャラクターが実在するあの感動!

筆者が今でも覚えているのは、超リアルなEVA初号機。人間サイズでしたが3メーターにも感じられ、ちゃんと暴走してくれました(笑)
それから、ラッパのマークの正露丸の箱(そういうCMが当時にあった)注意書きまで細かく手書きで再現されていて、巨大なのに実物そっくり。
パタリロ殿下はちゃんとチビで太っていて。
桜木花道は背の高いハンサムなのに、目つきが凶悪で、最適任。
メーテルがスチュワーデスが持つようなカートを持って、姿勢良くカッカッと歩き去った時などは、ビッグサイトの通路が銀河鉄道の駅ホームのようで、その場の誰もが「......メーテルだ......」と頬を染めて振り向きました。
背が高いこと、低いこと。
胸が大きすぎたり小さすぎること。
デブなこと、ヤセなこと。
コスプレではコンプレックスは武器になります。(パタリロ殿下なんて、みんなの熱い視線を受けてました)どんなに豪華な衣装を用意しても、その人の個性に似合っていなかったり姿勢や仕草が相応しくなければ、周囲の視線は冷たくなるんですよねぇ。
逆に「ものすごく似てなさすぎる」事を技にするのも手ですけれど。

というわけで、サークルからコスプレ広場や企業スペースを回り、夏込み三日目を堪能した兄妹と、ゴスロリ毒舌少女に、変人人格者(でもこの人好き)。
が、しかし......。
ふたたび事件が。あとは読んでのお楽しみ。前巻を裏切らない展開なので御安心ください。
お兄ちゃん、ますます哀れですけどね。こんなにいいお兄ちゃんなのになー。

......しかし、初心者だからしかたないとはいえ、鞄の用意をしないとは兄妹甘いのぅ。
小型のカートや布カバン(大)は必需品。
友人の腐女子など、近所に見つかってもいいように、一ヶ月の海外旅行に使う巨大トランクを持参して、ぎゅうぎゅうに同人誌を詰めて(たまに蓋が閉まりきらないのでサブバックも付属)名古屋まで帰っていきますぞえ。言い訳にフジテレビに寄って土産を買ってく者もいるらしい。
男子はなんでああエロバッグで平気なんだろ......。

★重要★読み終わったら【松文館裁判】をググること!

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
著者:伏見 つかさ
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2008-08-10
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)
著者:伏見 つかさ
販売元:アスキーメディアワークス
発売日:2008-12-05

「創世の契約」シリーズ 花田 一三六

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さすがに飽きませんか?
可愛いけれどどれも性格に難のある女の子たちが、次々と棚から降ってくる系の、おせち料理のように華やかで、似たような味わいばっかりの願望ハーレムものは。
ここらで、硬派かつ面白い架空戦記ものとかどーだね?
おせちもいいけどカレーもね!

1・龍族(ドラッケンハイト)
2・鋼の風(シュタールヴィント)
3・傭兵王(レギオネスト)
4・巡歴者(ゲイザーシャフト)
C・NOVELSファンタジアで、現在は四巻まで刊行中。
角川スニーカー時代から(今はGA文庫に移った、『戦塵外史 野を馳せる風のごとく』は一読の価値有り)応援していた者から言わせてもらえば、今までの花田氏は重厚な架空歴史小説家として、ちょっとばかりマニア向けすぎた。
でもこのシリーズは魅力的なキャラクターのバランスも良く、架空歴史と、戦史、そして人々の交流がえがかれて読みやすく、さらに面白くなっています。おすすめ!

"至高"に分け与えられし、鳥族・犬族・猫族たちが暮らす大陸。
その中の、迫害されている最下層の人間族が、追いやられた町。
その僻地に、最も"至高"に近いと言われる龍族がやってきた。
彼らはいったい何が目的なのか?
人間族の新聞記者ベルネは、龍族によって戦場へと放り出される。不慣れな傭兵として普及したばかりの銃を手に戦ううちに、歴史はさらに大きく動くのだった。人類は本当に「至高に何も与えられなかった」のか?
ケモノ萌えは特に要チェック!
背中に翼のあるハーフの娼婦とか、眉だけ人間の犬族(これもハーフ。耳だけ犬の執事などもいる)とか、ものすごく可愛いです。

龍族(ドラッケンハイト)―創世の契約〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)

 

龍族(ドラッケンハイト)―創世の契約〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
著者:花田 一三六
販売元:中央公論新社
発売日:2007-05

 

鋼の風(シュタールヴィント)―創世の契約〈2〉 (C・NOVELSファンタジア) 傭兵王(レギオネスト)―創世の契約〈3〉 (C・NOVELSファンタジア) 巡歴者(ゲイザーシャフト)―創世の契約〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)

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